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2024年05月24日(金曜日)

小美玉市 事故発生の中学校 車と歩行者の動線分離 入構許可証も

4月、小美玉市の中学校で、車が昇降口に衝突した事件を受け、市の教育委員会は5月24日、校内に入構する車への対策として、自動車と歩行者をカラーコーンで分離し、入構のための許可証を発行する措置を講じたと明らかにしました。入構許可証を持たない車は、特別な事情がない限り、入構できないようにしたということです。

登校時間帯に起きた4月17日の事故では、付近に生徒らはおらず、けが人はいませんでしたが、ガラスが割れたりするなどしました。教育委員会によりますと、当時、車の中に生徒の姿が確認できたため、中学校側が入構を認めましたが、運転していた人から、理由は「告げられなかった」ということです。校内に構造上の問題もあるため、入構が必要な自動車の動線はすべて、歩行者と分離する措置にしました。この事故を受けて、小美玉市は一般会計補正予算案に、昇降口の改修費用として214万5千円を計上し、6月の定例市議会に提案します。当時、運転していた人は生徒の保護者の男性で、生徒を学校に送った際に運転操作を誤って事故を起こし、そのまま逃走したとみられています。

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