休日緊急診療がすべて再開へ　7月　石岡

病院での医師不足を理由に休止となっていた石岡地域の内科と外科の休日緊急診療が、7月に再開することになりました。石岡市が市内の医療法人と新たな契約を結び、病院の医師やスタッフが、緊急診療の対応にもあたります。

石岡市などでは石岡市医師会病院が内科を、当番医が外科を担当していましたが、医師会病院の医師不足などを理由に4年前から休止となっていました。小児科については1年後に再開されましたが、石岡市は、内科と外科について、山王台病院を経営する、医療法人「幕内会」が受け持つことで調整を済ませ、休止となっていた緊急診療がすべて、再開するということです。医療法人は、内科の当番医は1人、常駐させますが、外科は、必要とあらば、医師や医療スタッフがすぐ対応する「オンコール」による体制を準備します。

石岡市では、5月21日の臨時市議会で、医療法人への業務委託費を盛り込んだ議案が全会一致で可決されました。今後、医療法人が、石岡地域の患者の「命」を守る緊急診療を維持し、医師不足や赤字経営などの課題で継続が困難にならないよう、住民に利用を呼び掛ける周知活動を行う方針です。