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2024年05月16日(木曜日)
茨城県 7月まで「不正大麻・けし撲滅運動」
麻薬の原料になる違法な「けし」が育ちやすい時期になっているため茨城県は7月31日まで、「不正大麻・けし撲滅運動」を展開し、注意を呼び掛けています。県内では、東海村で5月、保育園に通う5才の男の子が村道沿いで、麻薬の原料となるモルヒネを含むアツミゲシを発見した事が話題となりました。
県薬務課などによりますと「けし」はあへん法で栽培が禁止されていますが、繁殖力の強さから鳥が落とすフンに含まれたものが芽を出すこともあります。過去には、2008年に下妻市の小貝川に近い公園でおよそ10万本が成長し、大量処分したこともありました。
茨城県では、公園で違法な「けし」が育っていないか市町村に確認を促しています。また、一般の人には、葉っぱが茎を抱き込む、あるいは、巻き込むなど「怪しいと思う花を見つけたら最寄りの保健所へ連絡してほしい」と呼びかけています。去年は、通報などをもとに9675本が抜き取りの対象になったということです。