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2024年05月16日(木曜日)
小1プロブレム対策 子育て支援 水戸市の幼稚園 子どもに目配り
集団行動が取れなかったり、座って授業が受けられなかったりする、いわゆる「小1プロブレム」問題に対処するため、水戸市のリリーベール小学校で5月12日、小学校入学前の幼稚園児を対象にした「わくわくこども教室」が行われました。
「小1プロブレム」問題は1990年代に浮き彫りとなりました。当初は核家族化など家庭環境に問題があるのではないかと言われていましたが、最近では遊び中心の幼児期の段階から教科学習中心の小学校の段階に移る際の「段差」が大きいことが原因と言われています。
リリーベール小学校で行われた「こども教室」には42人の申し込みがありました。
「パソコン」のレッスンでは、マウスの使い方やタイピングなどを学びました。
子どもたちは、鉛筆の持ち方や椅子の座り方、発声の仕方など、学びの基礎となることも習いました。講師は子どもたちの反応を確認しながら、一人一人に目配りしていました。
小1プロブレムは全国共通の問題とされ、教育現場には、この問題が不登校の根本にあるのではないか、との指摘もあります。いま、「段差」の解消に向けた、様々な動きが各地で行われています。