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2024年05月15日(水曜日)
つくば市 高齢者福祉計画 地域資源活用 介護サービス基盤整備に重点
つくば市は、2026年度までの高齢者保健福祉計画をまとめ、「高齢者の生きる力を支える」を視点に、地域資源を活用し、介護予防や認知症サポーター、ボランティアの育成に重点を置いたと発表しました。
2040年にはつくば市内の人口のうち、現在より2万人多い7万人が65歳以上の高齢者になると見込まれています。また、認知症高齢者で手助けが必要な日常生活「自立度2」以上の人は、去年までの6年間ですでに300人増えていて、何らかの介護を受けていたことになります。計画では、要介護まではいかず、できる限り健康に自立した生活を送ることなどを理念に掲げ、高齢者の保健事業と介護予防の一体的な事業の実施が重要だと指摘しています。この中ではとくに、認知症サポーターの養成事業や認知症カフェの整備、こころとからだの健康教室、介護支援ボランティア事業が盛り込まれ、要介護状態が重度化しないよう、医療と介護の包括的な実施も推進します。また、高齢者電動アシスト自転車購入の補助などの仕組みも作り、さまざまな地域資源の活用も進めます。
つくば市は、去年12月から今年1月にかけて市民から意見を募集し、計画を決めました。