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2024年05月10日(金曜日)
茨城県立医療大 入試で出題ミス 当該問題は全員正解に
茨城県立医療大学は、去年11月に実施した保健医療学部の学校推薦型選抜試験で、特定の教科に限定されない「総合問題」に、出題ミスがあったと、5月10日、発表しました。
大学によりますと、出題ミスがあったのは「総合問題」の選択問題で、当初「銅の電気抵抗率は低いが、金はそれよりもさらに低い」との回答を正解としていました。しかし、科学的事実として、銅よりも金のほうの電気抵抗率が高いとが分かったということです。問題が成り立っていないとして、大学は受験した223人全員を正解として扱い、5人を追加合格としました。
ミスは4月23日、文部科学省から「出題ミスの可能性が第三者から出されている」とのメールを受信したことで判明しました。茨城県立医療大学では3年前にも、出題ミスが発覚し、出題前にダブルチェックする仕組みを導入していました。
阿部慎司学長は記者会見で「大変なご迷惑、ご心痛を与えたことをお詫び申し上げます」と謝罪しました。