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2024年04月19日(金曜日)

医師の働き方改革 スタートから1カ月 現場では医師の労務時間管理などが課題

4月から始まった医師の働き方改革を巡り茨城県医師会が、県内31か所の大規模病院にアンケートを取ったところ、回答した病院のうち75%が「現状に問題点や課題がある」と答えたことがわかりました。

具体的な問題点や課題として、医師の労働時間管理を挙げた病院、また、救急医療や診療体制の維持への不安を挙げた病院はそれぞれ30%を超えました。さらに、医療人材の確保や診療報酬、経営管理を挙げた病院も20%にのぼりました。医師の働き方を巡っては、医師の健康管理や長時間労働を改善するため、4月から一部の例外を除いて勤務医の時間外と休日労働が過労死ラインを超える年間960時間までに制限されます。

県医師会はアンケートで挙げられた課題について、医師の働き方改革への影響を調査し、対応を進めていきたいとしています。また県民に対しては、診療時間内の受診やひとりの患者を複数の医師で担当する複数主治医制への理解を呼び掛けています。

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