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2024年04月12日(金曜日)
複数県やブロック単位開催など見直し必要 大井川知事、国民スポーツ大会について
各都道府県持ち回りで毎年1回秋と冬に開催されている国民スポーツ大会について、茨城県の大井川知事は、各都道府県の財政負担や人口減少を踏まえ、複数県やブロック単位による開催にするなど大会の進め方を見直すべきとの考えを示しました。
国民スポーツ大会を巡っては、全国知事会の会長をつとめる宮城県の村井嘉浩知事が、今週、廃止論に言及しています。4月12日の定例会見で茨城県の大井川知事は、「3巡目に入ろうとしていて、今のやり方がベストかと言えば見直しする考えに賛同」としたうえで、「人口減少のなか、開催都道府県の運営費などが負担になっていて、インターハイ、インターカレッジなどがあるなかで、このままダラダラやるのはどうなのか」との考えを示しました。
具体的な方法論も問われ、「大会を廃止にしなくても、1県単独ではなく、複数県やブロック開催であるいは数年ごと、費用は国の方で支えること、また、都道府県で総合成績を競う天皇杯皇后杯を取りやめて各団体のスポーツ競技の集合にするのもひとつのアイディア…」と述べました。ただ、「ただ、地方の声を取り入れた幅広い議論が必要。みなさんとの議論を待つ」などと冷静に対応する考えも示しました。