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2024年04月11日(木曜日)
関東鉄道 遮断機のない「第4種踏切」 「第1種踏切」切り替え 常総 死亡事故受け
常総市にある遮断機や警報機のない「第4種踏切」について、関東鉄道が今年度中に遮断機などを設置して「第1種踏切」へ切り替えることになりました。この踏切では今年1月、高齢の女性が列車と衝突し死亡事故が起きていて、3年前にも高齢の女性が死亡する事故が起きていました。
国の運輸安全委員会は、全国の鉄道会社などに対して「第4種踏切」の廃止などを求めていますが、関東鉄道が事故を受けて、今年度中に事故が起きた「平内2踏切」に遮断機と警報機を設置し、「第1種踏切」へ切り替えることを決めました。費用については、国と地元の常総市、関東鉄道で負担します。
関東鉄道によりますと、「第4種踏切」は常総線と竜ヶ崎線を合わせて37か所に設置されていて、遮断機などを設置して「第1種踏切」に切り替えたり、簡易型のゲートを設置したりするなど、10年計画で対策を進めています。一方、遮断機などを設置する費用の確保は難しく、すべての「第4種踏切」での対策には時間がかかっているということです。