ニュース

2024年04月11日(木曜日)

鹿島セントラルホテルはフォートレスへ売却

民間売却の方針が決まっていた県の出資法人が経営する鹿島セントラルホテルについて県は、4月10日夕方、マイステイズ・ホテルを構成企業に持つフォートレス・インベストメント・グループ・ジャパンに22億円で譲渡する方向で、最終調整することを明らかにしました。正社員・パートを含めたおよそ100人の従業員については一部の人に県外勤務があるものの本人の意向を尊重し雇用は継続されるということです。

茨城県地域振興課によりますと、神栖市の鹿島セントラルホテルは、2022年度末の時点で、会社が43億円近くの債務超過を抱え県からの貸付は、3月末の時点で57億円がまだ償還されていません。このため、茨城県では、ホテル売却の方向性を決めたうえで、最低価格22億円で去年(2023年)秋から半年間、新たな民間経営者を公募していました。その結果、唯一、企画提案書を提出したフォートレス・インベストメント・グループ・ジャパンと、事業と雇用を長期間維持するといった条件面で大筋合意しました。

今後は、鹿島都市開発の臨時株主総会を経て2024年10月1日に譲渡する予定で、譲渡後は、「鹿島セントラル」の名前を残し、10億円規模で大規模改装する計画です。

新着記事一覧