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2024年04月01日(月曜日)
茨城県庁で新採職員入庁式
新年度がスタートした4月1日、県内の官公庁や多くの民間企業では辞令交付式などがありました。このうち、水戸市の茨城県庁では、ここ10年で最も多い330人の入庁式が行われ、土浦市出身の鮏川友一さん22才と大子町出身の塚田芽久さん22才が代表者として壇上に立ち、「全体の奉仕者として誠実、公正に職務を執行することを誓います」などと、緊張した面持ちで宣誓書を読み上げました。
入庁者を目の前に大井川和彦県知事は「過去の延長線上で考えないでほしい。本質を見極めて答えの見えないものは探すために挑戦してほしい。失敗なしに新しいことを見つけるのは難しい。大事なのは失敗から学んで軌道修正すること。大変な時代だがやれば可能性が拡がる。みなさんのチカラをお貸しください」などと歓迎の訓示をしました。
終了後、女性活躍・県民協働課に配属される鮏川さんは「学生でなくなり甘えられない、自立しなければ、という自覚と共に目が覚めた。自分らはコロナ禍で大学の入学式がなかった世代。入庁式で同期の顔が見られて良いスタートを迎えられた。少子高齢化の中で活気ある茨城作りには女性の活躍が大事。」などと意気込みました。観光誘客課に配属されきょう(1日)22才になった塚田さんは「きのうから、入庁式に向けて緊張していたので誕生日という意識はありませんでした。韓国語などを活かしてコロナ収束後の観光産業、成長産業に緊張感をもってかかわりながら精一杯頑張りたい。」と話しました。
茨城県人事課によりますと、入庁者330人のうち、女性は51・2%にあたる169人で記録の残る2013年度以降で人数・割合とも過去最高ということです。