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2024年04月01日(月曜日)
鉄製大砲を作った「那珂湊反射炉」特別展 4月7日まで
水戸藩主の徳川斉昭が鉄製大砲を造るために築造した那珂湊反射炉の特別展が、水戸市の茨城県立歴史館で開催されています。
反射炉は海防の重要性が増した幕末期に各地で造られました。那珂湊反射炉もその1つで、現在は復元施設が立っています。県立歴史館に展示されているのは、日本近海に外国船が頻繁に出没するようになった19世紀以降、海防強化に必要な鉄製の大砲を鋳造するため各藩で造られた反射炉に関する120点余りの資料です。
展示の中では、この反射炉や「明治日本の産業革命遺産」として世界遺産に登録されている静岡県伊豆の国市の韮山反射炉の資料など反射炉に始まり、北九州市にある明治期の八幡製鉄所へと引き継がれた製鉄事業までの流れを表現しています。
開催中の特別展「那珂湊反射炉―鉄と近代を創る―」は4月7日まで、水戸市の茨城県立歴史館で開かれています。