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2024年03月29日(金曜日)
茨城県内で健康被害の疑い 2件3件目 小林製薬の紅麹サプリメントを摂取
小林製薬の紅麹を使ったサプリメントを摂取した人に健康被害が出ている問題で、茨城県内で、2件目と3件目の事例があったことが分かりました。茨城県によりますと、3月28日夜までに本人から保健所へ連絡があったということです。
茨城県生活衛生課によりますと、新たな健康被害の報告は、いずれも茨城県内の居住者で、2件目が50代の男性で倦怠感を訴え、3件目が40代の女性で手足の浮腫が見られ通院や経過観察中にあるということです。摂取していたのは、いずれも、有害物質が含まれているとして大阪市が食品衛生法に基付き回収命令の対象にしている「紅麹コレステヘルプ」です。一時入院していた1件目の50代の女性と2件目の男性が去年(2023年)夏から年末年始まで、3件目の女性が、2021年か2022年ごろから去年(2023年)夏までいずれも摂取していたということです。
また、茨城県は、有害物質が含まれている可能性が低いものの小林製薬の紅麹原料を使っている食品製造業3社に、自主回収を勧めていることも明らかにしました。
県は、回収命令や自主回収の方向性を踏まえ返品などに関する情報を確認するとともに健康被害が疑われる場合などは医療機関などに相談するよう呼び掛けています。