日立市庁舎　浸水原因　川の合流地点あふれ 流れ込む 調査結果　

去年9月の記録的大雨で庁舎の一部が浸水した日立市は、近くの2つの川の合流地点から水があふれ、小学校のプール26杯分の水が庁舎の地下に流れ込んだとの調査結果を明らかにしました。日立市の有識者会議は、原因の調査や安全対策計画の策定を進めています。

日立市によりますと、これまでの調査の結果、水があふれたのは近くを流れる数沢川と平沢川の合流地点で市役所の地下駐車場への出入り口から水が流れ込んだと結論づけました。地下に流れ込んだ水の量は1万立方メートル、小学校のプールに換算し26杯分になります。地下には非常用電源は浸水対策が行われていなかったため、設備が故障しました。

日立市では近くを流れる河川の改修や庁舎の浸水対策、それに、地下の設備の浸水防止対策などをまとめた安全対策計画を9月までに策定し、対策工事を行います。