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2024年03月27日(水曜日)
駅エスカレーター JR、注意を呼びかけ
JR水戸駅に設置されたエスカレーターで3月26日夜、男性が上着を巻き込まれて死亡する事故が起きましたが、JRなどの駅では過去にも、利用客が転倒するなどの事故が相次いでいて、JRは全国の鉄道事業者とともに「手すりにつかまって」と呼び掛ける安全キャンペーンを続けていたということです。
JR東日本によりますと、駅のエスカレーターで起きる事故には、酒に酔った上での転倒のほか、落ちてきたスーツケースにぶつかる、衣服が巻き込まれるなどの例があります。利用客が予期せぬトラブルに巻き込まれたケースも起きていて、過去には死者が出たこともあります。水戸駅では2009年3月にも、50代女性が転倒した際にマフラーが巻き込まれて首に巻き付き、死亡したということです。今回の事故で警察は昨夜、現場検証を行って事故原因を調べています。JRによりますと、エスカレーターそのものに異常はなく、27日朝も始発から、通常通りの利用が続いているということです。
エスカレーターの乗り場付近や手すりをラッピングして安全な利用を呼びかけるさ中での事故で、JRでは安全に目的地に行ってもらうためにも、事故をゼロにしなければならず、理解と協力を求めたい、と話しています。