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2024年03月27日(水曜日)
茨城県 190万着服の講師を懲戒免職 交通事故救護義務違反・盗撮の教諭も
茨城県教育庁は、3月26日付で、3人の教職員を懲戒処分にしたと、発表しました。このうち、懲戒免職処分になったのは、去年4月から鉾田一高で英語の常勤講師をしていた桐内智典講師44歳です。
桐内講師は、部活動や文化祭の会計処理を担当し、架空の伝票で現金請求するなどして、生徒会費を着服していました。不正は51件、合わせて190万3128円に上り、生活費に充てていたということです。着服分は、桐内講師の親族がすべて返済していることから、県は、被害届は出さないことにしています。事務室長や教頭、校長も、点検を怠り、架空請求を見逃したとして、減給処分を受けました。また桐内講師は、今年1月、生徒およそ140人の名前が書かれた授業のプリントなど500枚以上を、管理職の許可なく持ち出し、国道124号線沿いに落としました。生徒会費への着服と個人情報の不適切な取扱いを考慮し、県教育庁は、最も処分の重い懲戒免職にしたということです。
このほか、水戸市立千波小学校に勤務する56歳の女性教諭は、交通事故を起こしたにも関わらず、けが人の救護義務を怠ったとして停職3か月の懲戒処分に、県北地区の中学校に勤める31歳の男性教諭は、那珂市内の商業施設と勤務する学校の職員室で盗撮をしたとして、停職6か月の懲戒処分になりました。