牛久市　11人を処分　使途不明金で

牛久市が所管する6つの団体で900万円あまりの使途不明金が見つかった問題で、牛久市は3月21日、当時の環境経済部の職員4人を減給や戒告の懲戒処分とし、7人を訓告や厳重注意などの処分にしたと発表しました。総額900万円あまりの使途不明金をめぐっては去年、業務上横領の疑いで、市の環境経済部次長で商工観光課長だった男性を牛久警察署に告訴しています。

市によりますと、元次長は2016年からの7年あまりのあいだに農業政策課長、去年4月以降は商工観光課長を務めましたが、その間、部下に命じて口座から引き出すなどして受け取った900万円あまりを使ったものの、ほとんどの使い道が分かっていません。元次長は懲戒免職処分となり、当初は全額弁済する意向を示していましたが、その後、市が刑事告訴に踏み切ったため、弁済を留保しているということです。牛久市は、民事訴訟も検討しています。