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2024年03月14日(木曜日)

能登液状化1724カ所 阪神越え、4県32市町村

つくば市の防災科学技術研究所は、能登半島地震による液状化の被害が、石川、富山、新潟、福井の4県32市町村で少なくとも1724カ所確認されたと明らかにしました。1995年の阪神大震災を上回り、調査が進めば2016年の熊本地震も超える見通しだということです。

今回確認された地域は過去の地震でも液状化しており、先名重樹主任専門研究員は「対策をしなければ、今後も同じ場所で繰り返し液状化する恐れがある」としています。

調査は1月から2月に実施し、集計は2月末時点です。自治体やSNS・交流サイトの被害情報を基に、現地で土砂や水が地表にあふれ出る「噴砂」や「噴水」を確認し250メートル四方ごとに1カ所と数えました。最終的には2千カ所を超える可能性があり、1266カ所の阪神や、1890カ所の熊本より多くなります。2011年の東日本大震災は8680カ所でした。(共同)

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