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2024年03月12日(火曜日)

新年度から導入されるラーケーション 県内30以上の自治体の小中学校で導入へ

学校に登校しなくても欠席扱いにならず、子どもと保護者が一緒に休みを取得できるようにすることで、ワークライフバランスの充実を目指す制度「ラーケーション」が、4月から県内30以上の市町村の小中学校で導入される事が3月12日の県議会で分かりました。

都道府県単位で導入するのは愛知県に続いて2例目です。「ラーケーション」は学習を意味する「ラーニング」と休暇を意味する「バケーション」を組み合わせた造語です。事前に学校へ申請すれば、年間5日まで取得できます。茨城県でも、30以上の市町村で導入が決まったということです。「ラーケーションの日」を導入する背景にあるのは、家族で休みが合わないという現状です。

総務省の調べで仕事に就いている人のうち、・土曜日に働いている人は45%、・日曜日に働いている人は30%いて、2人から3人に1人が土日に働いていることになるため、子どもの学校の休みと保護者の仕事の休みが合わない場合も少なくありません。

県は、リーフレットなどの配布で周知に努めるほか、県の学習支援サイトでの情報発信で利用しやすい環境を目指すとしています。

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