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2024年03月11日(月曜日)
進む復興、課題も 震災13年
東日本大震災から13年。茨城県内の沿岸部では、津波に備えた防潮堤の建設が完成を迎えるなど、復興が続きます。
3月11日、北茨城市の沿岸で、漁協の専務を務めたこともある82歳の男性は「防波堤がこんなに早くなおるとは思わなかった。良かった。」と話しました。新たな津波浸水想定への対応など、それぞれの自治体で、次の津波に備えた防災対策が進められています。一方、この13年について、年齢が60代から70代だという男性は「長かったようで短い。いずれにせよ、11日が特別な記念日ではない。」と話しました。
漁業の課題について、大津漁業協同組合の坂本善則専務理事は「試験操業が続いている形で操業しているが、個人的に心配しているのは、試験操業再開のタイミングで需要と供給のバランスが崩れる可能性がないとも限らない。いずれにせよ、それが危惧で終わればいいんですけどね。いずれにせよ、廃炉にならない限りはなかなか厳しいが。」と話しました。
さらに、北茨城市の大津漁港では、東日本大震災の際、大津漁業協同組合所属の男性が、漁船を沖に出そうとしたあと、行方が分からなくなっています。