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2024年03月11日(月曜日)

千葉県東方沖の地震活動で検出 「スロースリップ」専門家 大地震に警戒を

東日本大震災からまもなく13年です。各地で地震が相次ぐ中、2月下旬から千葉県東方沖や周辺の茨城県で相次いでいる地震について、国土地理院は3月1日、千葉県東方沖でプレートの境界がゆっくり滑るスロースリップを検出したと発表しました。

スロースリップはゆっくり滑りと呼ばれ、巨大地震との関連性が指摘される現象です。通常の地震は溜まった力が一気に解放されて起きるのに対し、スロースリップとは時間をかけゆっくりと力が解放されるのが特徴です。地震のメカニズムに詳しい、東京大学地震研究所の加藤愛太郎教授によると、スロースリップ、東日本大震災の前にも観測されていました。当時は、マグニチュード5クラスの地震が起き、最大で震度5弱の揺れが観測されています。また、国土地理院の2月28日までのデータで、プレート境界面の滑りを調べた結果、海底が最大でおよそ2センチ、南東方向に動いたと推定されました。

元日に能登半島地震、あさって(11日)は東日本大震災から13年目という節目です。茨城県でも改めて備えを確認しておくことが必要となりそうです。

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