ニュース

2024年03月11日(月曜日)

パリオリンピック代表争いで急浮上 13歳長谷川、オリンピック予選3位

パリオリンピックの代表争いで13歳の新鋭が急浮上しました。3月3日までドバイで行われたスケートボード・パークのオリンピック予選第4戦で、女子の長谷川瑞穂が3位と大健闘しました。思い切りのいい滑りや、空中で横1回転する「360」など高さのあるエアで魅せ「びっくり。楽しかった」と笑顔をふりまきました。

長谷川は古河市の中学1年生です。小学5年だった2021年の日本選手権で3位と頭角を現しましたが、翌年は4位に終わりました。自分のやりたい技にこだわるあまり、失敗が続き「本当に悔しかった。それからは冷静に技を選択しフルメーク重視でいくようになった」と話します。

これが転機となりました。パリオリンピックに向けた強化指定選手の最後の選考大会となった2023年4月の日本オープンで初優勝すると、7月のXゲームアメリカ大会で2位と大きく飛躍しました。今大会は母の和子さんに同行を頼み「自分のことでいっぱいいっぱいでなくなり、周りも見えるようになった」と話しました。強力なサポートを得て、心身両面で安定感が増しました。

オリンピック予選は前半戦が終了しました。ランキングは74位から17位まで一気に上げ」、5月以降の後半戦に進出する上位44人に入りました。大舞台への切符をつかみ取るべく「フルメークできるよう頑張る」と気合を入れました。(共同)

 

新着記事一覧