ニュース

2024年03月07日(木曜日)

増える女性のオーバードーズ 薬物乱用防止教室に盛り込むなど対策へ

茨城県は、市販薬を過剰に摂取するオーバードーズが問題になっていることを受け、薬の販売業者に乱用防止の協力を求めるなど対策を強化する方針です。茨城県によりますと、去年、オーバードーズが原因で557人が緊急搬送され、女性が全体の7割を占めています。4年前と比べ、100人以上増加しました。3月7日の県議会で森川博司保健医療部長が明らかにしました。

若者を中心に、一時的な高揚感や陶酔感を得ることを目的に、風邪薬やせき止めなどを常習的に過剰摂取する、オーバードーズ。県は販売業者に、薬の購入者に対し必要な確認を行うなど乱用防止への協力を求めます。また、女性や若者への啓発活動の充実も図り、心のケアなどによる対応についても伝えていく方針です。

一方、覚醒剤や麻薬、大麻といった薬物乱用も問題となっています。とくに、大麻の検挙人数は、県内で88人と過去最高となりました。そのうち、20代以下が占める割合は77%、68人で大麻が簡単に手に入れられる薬物となっている現状が伺えます。

新着記事一覧