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2024年03月04日(月曜日)
ひたちなか海浜鉄道 2段階延伸を国が認可 工事施工認可後、着工へ
ひたちなか市の第三セクター「ひたちなか海浜鉄道」が進めている阿字ケ浦駅から国営ひたち海浜公園までの3・1キロの延伸事業について、途中区間の新駅までの1・4キロを先行開業させる 計画が国土交通省から認可されたことがわかりました。市は今後、工事認可を受けた後、5年後には先行開業を目指す方針です。これは、3月4日、ひたちなか市議会で、大谷明市長が明らかにしたものです。
ひたちなか海浜鉄道では、2020年8月に阿字ケ浦駅から国営ひたち海浜公園西口付近までの3・1キロを延伸し、2つの駅を新設するという延伸計画を国に申請していました。しかし、新型コロナによる需要低迷や物価高騰による建設費の増加などを受け、去年12月に、まず海浜鉄道の南口近くに設置する新駅までの1・4キロを先行して開業させる方針を固めていました。総事業費は、南口付近までで59億円、西口までは126億円を見込んでいます。海浜鉄道は、3月中に国に工事の認可を申請する方針です。国の鉄道の工事の認可には、平均で5カ月ほどかかる見込みで、ひたちなか市によりますと、阿字ヶ浦駅と公園の南口付近までの区間は、工事着工から5年での先行開業を目指しているという事です。