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2024年02月15日(木曜日)
龍ヶ崎市長「道の駅」建設計画中止を表明
龍ヶ崎市の萩原勇市長が2月15日、市が計画していた道の駅の建設中止を発表しました。道の駅は中山一生前市長が打ち出し、25億円かけて物販や飲食などの施設を設け、国道6号バイパス沿いに2019年の開業を目指していました。しかし、建設予定地で護岸の地盤が想定より軟弱だと判明するなどし、工事が中断しました。計画中止を含めた「再検証」を公約に掲げた萩原市長がおととし(2022年)就任し、再検証を進めていました。
萩原市長は、市民からのヒアリングで建設に否定的な意見が多かったことなどを挙げ、「道の駅事業は中止する」とコメントしています。その中で、「牛久沼の有効活用とにぎわい創出を目的に進めてきたが、様々な課題で事業が停滞し、さらに去年の越水で安全性を危惧する声も上がった」としたうえで、「教育、福祉など町づくりの根幹となる対応をしていかねばならず、余裕はなかった」と理解を求めました。これまでの建設計画に関わる事業費は1億8千万円に上ります。今後について「牛久沼が貴重な地域資源であるという認識に変わりはない。市民や市議と、対話の機会を設けながら検討してまいりたい」と強調しました。