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2024年01月29日(月曜日)

自宅前が投票所、実証実験を公開 つくば市、今秋の導入検討

つくば市は予約すれば投票箱を載せた車が自宅までやってくる「オンデマンド型移動投票所」の実証実験を報道陣に公開しました。

この秋に予定されている市長選挙と市議会議員選挙の期日前投票で、移動が困難な高齢者や障害がある人を対象に導入を検討します。つくば市はインターネット投票の実現を目指していて、先立って、市長選と市議選で「オンデマンド型」の期日前投票を実施する方針です。筑西地区と臼井地区で行っている実証実験で、投票所までの移動が難しい高齢者の自宅を回り、模擬投票をしています。

この日は、事前にインターネットや電話で予約した人の自宅の敷地にワゴン車が到着し、住民が投票していました。車内では立会人や遠隔操作のロボットが不正がないかを見守りました。模擬投票は数分で終わりました。

住民の自宅の周りにワゴン車を止めるスペースがない場合は、広場や駐車場などにワゴン車を置いて、自宅から別の車でワゴン車まで送迎します。94歳の男性は足が悪く杖をついていて自力で投票所に行くのは難しいそうです。「オンデマンド型」の期日前投票は投票所までの移動が難しい高齢者などの投票機会の確保を目的としていて、実証実験にはこれまでにおよそ60人が参加しています。

移動困難な人が選挙に参加しやすくなるよう、実現に向けた取り組みに期待が高まっています。

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