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2024年01月25日(木曜日)
1月定例教育委員会 教員採用試験 大学3年生前倒し選考「志願者確保」は成果
茨城県教育委員会の幹部や教育委員らから成る定例の教育委員会が開かれ、2025年4月採用の公立学校教員試験で大学3年生を対象に行った前倒し選考について意見交換がされました。
県では、意欲の高い教員志願者を早めに確保しようと今年度初めて、小学校教諭を志望する大学3年生を対象に12月に教職専門の試験を行いました。前倒し選考にはおよそ360人が志願し、8割に当たる284人が通過、通過者は5月からの1次試験で「専門教科」に専念することができます。県によりますと、例年小学校教諭の志願者は200名強ですが前倒し選考には360人が志願し、志願者を確保できたことが成果だということです。
一方、教員の前倒し選考は、全国7つの県や市で行われていて、関東では茨城県のみです。県によりますと、前倒し選考には県外の大学からの受験者も多かったということで、委員からは「茨城で教員として根付いてもらうための取り組み」や、「茨城の教職に応募した理由をアンケートで知りたい」などと意見がでました。また、来年度以降も大学3年生を対象にした前倒し選考は実施する予定だということです。委員からは「試験日が授業期間と重なるため時期を配慮してほしい」などと要望がありました。