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2024年01月23日(火曜日)
東海村議会議員選挙、再稼働賛成派半数以上
任期満了に伴う東海村の村議会議員選挙は、1月21日投開票され、2023年12月の村議会で原電・東海第二原発の早期再稼働を国に求める請願に賛成した「新政とうかい」が最大会派を維持する見通しです。
今回の村議会議員選挙では、現職13人、新人5人のあわせて18人が当選しました。当選したのは無所属が14人、公明党2人、国民民主党と共産党がそれぞれ1人です。関係者によりますと、無所属が中心の最大会派「新政とうかい」は、現職8人が当選し、新人の一部も加わる見込みで引き続き、最大会派を維持する見通しです。一方で、トップ当選したのは、脱原発を主張した村上達也前村長の長女で新人の村上志保氏51才です。村上氏は、東海第二原発の再稼働に関しては、安全性や広域避難計画の実効性に厳しい見方をしており、2位におよそ320票の大差をつけました。投票率は50・24%で、前回にくらべ2・78ポイント下がり、過去最低となりました。
今回の東海村議選の当選者は、任期となる2月からの4年間に、再稼働を目指す原電・東海第二原発の新規制基準工事が完了する見込みであることから、再稼働に同意するかどうかカギを握る東海村の対応に監視が求められる立場です。