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2024年01月20日(土曜日)

能登半島地震 筑波大付属病院がDMATを派遣し帰還「人手足りない」

能登半島地震から20日が経ちますが、災害派遣医療チーム「DMAT」として活動した医師らが筑波大学附属病院から派遣され、帰還しました。

派遣されていた医師や看護師、薬剤師ら9人は、6日から9日まで、七尾市の公立能登総合病院で現地の情報収集や活動計画の作成支援などに当たりました。松本佑啓医師が「かなり現場は一杯一杯で、人手も足りない。物資も少ない中、その情報を聴きながら、どう支援するかに重点を置いた」と語りました。

能登半島では断水や道路の寸断が今も続いています。外来には患者が相次いで訪れるといいます。薬剤師の鈴木嘉治さんは課題について「薬剤師の目線でも、医師や看護師がいても十分な薬、いつも通りの薬が届かない状況がある」と語りました。

筑波大学付属病院からは、DMAT以外にも災害派遣精神医療チーム・DPATが能登半島地震の被災地の石川県に派遣され、被災者や支援者の精神的なケアの業務などに携わり、支援を続けています。

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