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2024年01月18日(木曜日)
水戸京成百貨店元社長・詐欺容疑で逮捕 およそ1億3300万雇用調整金の不正受給
従業員の勤務データを水増しし、新型コロナウイルス対策の国の雇用調整金をだまし取ったとして、茨城県警と水戸警察署は、水戸京成百貨店の元社長の60代の男を詐欺の疑いで逮捕しました。
逮捕されたのは、千葉県柏市にすむ無職齋藤貢容疑者66歳です。齋藤容疑者は、水戸京成百貨店の代表取締役社長を務めていた2020年の4月11日から5月10日までの間、従業員らと共謀のうえ、水戸京成百貨店で働く従業員およそ400人の休業日数を水増しした虚偽の内容の申請書を茨城労働局に提出し、1億3300万円を騙し取った疑いが持たれています。県警は齋藤容疑者の認否を明らかにしていません。
水戸京成百貨店の内部調査によりますと、不正に受け取った金額は、2020年の4月から2022年10月までに総額3億円以上になるとしており、茨城県警では、更なる余罪と共犯者等含めて、捜査を進めているとしています。
また、水戸京成百貨店は、齋藤容疑者の逮捕を受け、「元取締役社長が逮捕された事実は極めて重大なことと受け止めている。引き続き、皆様からの信頼回復に向け、役職員一丸となって真摯に社業取り組んでまいります」とコメントしています。