年始の介護食をサポート 主任ケアマネで管理栄養士がオンライン講義

介護保険には、管理栄養士が家庭訪問し、食生活のアドバイスを受けられるサービスがありますが、つくば市の管理栄養士で主任ケアマネージャーの高宮朋美さんが2023年12月、オンラインで、家庭で作りやすく見た目も味も楽しめるおせちの介護食を紹介しました。重い障害や病気、老化などで、噛む力、飲み込む力が弱くなり、好きなものを自由に食べられない人たちがいます。介護する家族もまた、安全でおいしく食べてもらえる食事作りに深く悩んでいます。高宮さんの取り組みは、そんな悩める食卓に笑顔を取り戻すものです。

安全性を優先して、ペースト状にすることが多い介護食ですが、アイデアなどがあれば、もっと食事を楽しむことができるはずと話します。

在宅介護する家庭を管理栄養士が訪ねていくサービスを、訪問栄養食事指導といいます。高齢者のとるべき栄養素を確保することで、フレイルなどの予防にも役立ち、高宮さんは今後もこうした取り組みを続けることにしています。