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2023年12月25日(月曜日)
県警・巡回連絡 高齢者世帯4割に既に実施 マンションなどに課題も
今年6月から行っている警察官が高齢者世帯を訪れる巡回連絡の進捗状況について茨城県警は11月末までに県内の高齢者世帯の43%にあたる22万6000世帯に実施したと発表しました。
巡回連絡は高齢者世帯を訪問し、安全対策などを説明する事で、高齢者の防犯意識を向上させ、ターゲットにされやすいニセ電話詐欺や住宅侵入窃盗を防止しようと、今年6月から開始されました。
茨城県警によりますと、巡回連絡の効果としてニセ電話詐欺・自動車盗の認知件数が全国では増加傾向にある中で、巡回連絡を開始した6月以降茨城県では減少傾向にあるなど、一定の効果が表れ始めているという事です。その一方、課題として個人情報の保護の点から、高層マンションなどでの巡回連絡の許可が得られないケースもあり、今後、マンションの管理人などへの周知活動に努めるとしています。茨城県警では、来年6月までの全53万世帯の訪問を目標としています。