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2023年12月21日(木曜日)
笠間市で土砂災害対応訓練 消防・市役所・県警の3者40人参加
土砂災害が発生したときに迅速に救出活動ができるよう、笠間市で市と消防、県警笠間警察署員合わせて40人が実際の土砂を使って合同訓練を行いました。
訓練は、笠間市にある旧いなだ保育所で、園庭の砂山を活用して行われました。参加者たちは、消防と県警が合同で4つの班に分かれ、平面での生き埋めに対する「内堀り救出訓練」と斜面での生き埋めに対する「一方掘り救出訓練」に臨みました。
このうち内堀り救出訓練は、等身大の人形が肩まで土砂に埋まった設定で、隊員や署員らは「頑張りましょうね」などと声をかけながら、シャベルやバケツを使って土を掘り返していました。また、参加者同士で救出する際の手順を確認したり現場を指揮するうえでの連携方法を確認していました。
また、実際に災害が発生すると、市と消防、警察が現場に集まることから、救出の手順を実践的に確認できたほか、顔の見える関係を作れたことに手応えを感じていました。