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2023年12月20日(水曜日)

ひたちなか市内で、ウクライナ大使講演会

戦禍がおさまらないウクライナを支援しようと駐日大使を迎えたチャリティ講演会が、12月16日、ひたちなか市内で開かれ、大使は、「避難者の帰るところがない」などと悲惨な現状を訴えました。

ウクライナは、去年(2022年)から、ロシアによる侵攻で、軍とは無関係な民間人を中心に多数の死傷者が出続け、その戦禍がおさまる気配はまったくありません。社会インフラなど構築したすべてが破壊され、ウクライナ国民が、いまも2100人いる日本など周辺の国や地域で長い避難生活を強いられています。

講演に立った、ウクライナのコルスンスキー・セルギー駐日大使は「ウクライナは、かつて寿司の消費量が日本に次いで2番目だった。」と戦禍前のウクライナの一面を紹介しました。そのうえで、コルスンスキー駐日大使は「プーチンは失敗しかない。ロシア軍の戦争犯罪は10万件以上。いまは、ロシアによる軍事侵攻で東部が占領されたままとなっている。帰るところがなくあと1年はいなければならない」としたうえで、日本語を習って日本社会に貢献できるよう頑張っている。日本から復興を学びたい」などと抱負を述べました。

コルスンスキー大使は、ひたちなか商工会議所の主催で招かれ会場にはおよそ250人が集まりました。終了後は、ひたちなか商工会議所と守谷市の国際交流協会から義援金が贈られたほか、パンドゥーラ奏者・カテリーナさんの平和を祈るコンサートなども開かれました。

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