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2023年12月12日(火曜日)
有機農産物 学校給食への導入 市町村後押し 茨城県
茨城県は有機農業を推進していますが、今後、学校給食への有機農産物の導入へ、市町村を後押しする方針です。
大井川知事は、県北で「大規模有機モデル団地」の創出に取り組んできた結果、常陸大宮市で30ヘクタール規模の団地が5年間で形成された成果を挙げました。そして、環境意識の高まりで有機農産物の需要が拡大するなか、学校給食の導入へ市町村を後押しする方針を示しました。学校給食に対する市町村の予算化に向けた動きを見ながら、支援の在り方を検討します。また、有機農産物の「出口」である、売り先の確保や需要の創出をにらみながら、有機農業を拡大します。県内の有機栽培の面積についてはすでに321ヘクタールにまで拡大しさらに、100ヘクタールの拡大が見込まれています。
国は、みどりの食料システム戦略で、地球環境問題などを踏まえて持続可能な食料生産を目指しています。14の目標の1つに耕地面積に占める有機農業の割合を2050年までに25%へと大幅に拡大することを盛り込んでいます。