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新たな観光資源へ 臨海部の工場夜景クルーズを運航 鹿島港
鹿嶋市と神栖市にまたがる鹿島港で、工場群のトワイライトや夜景を楽しむクルーズの運航が行われていて、多くの乗客で賑わっています。神栖市が行っている事業で、新たな観光資源を生み出そうと、遊覧船「ユーリカ」号を運航する鹿島埠頭と連携し、臨海部に広がる、鹿島臨海工業地帯のトワイライトや夜景を楽しむクルーズを期間限定で運航しており、港内の各コンビナートや工場群をめぐる、およそ1時間のコースとなっています。
中央船溜(ふなだま)りを出発すると、それぞれの岸壁に接岸する大型船や各国から運び込まれた原材料が目に入ります。工業用の塩が本物の山のように積まれた施設やプラントなどの工場群、丸太、鋼材、石炭などの風景が続きます。
遊覧船を担当する小野利文さんは「乗船いただいた方からは楽しかった、次はいつやるのか、との声をいただいた。トワイライトが一番の見どころで、日没時間に出航し、沖の方から工場群や港の展望塔に落ちる夕日、そういったものを眺めていただければ」と話し、今後については「先ず、いろいろな方に鹿島港を知っていただきたい。是非、クルーズ船に乗っていただいて、鹿島港のファンになっていただきたい。そのためには、今やっているナイトクルーズなども継続して運航ができるように検討したい」と話しています。
今回のクルーズは、神栖市が、茨城県とJRグループによる大型観光キャンペーン「茨城デスティネーションキャンペーン」特別企画などとして企画しました。今月末まで運航しているということです。