自宅駐車場で車乗り換えか　役所に突入の男、茨城

日立市の市役所前の広場と東海村役場に相次いで車が突入し、3人が重軽傷を負った事件で、最初に市役所の広場に突入した黒い車が、村役場への建造物損壊容疑で逮捕された男の自宅アパートの駐車場で発見されていたことが12月7日、捜査関係者への取材で分かりました。突入後にいったんアパートに戻り、車を乗り換えて村役場に向かったとみて、詳しい足取りを調べています。

捜査関係者によりますと、県警が車を発見した際、助手席に男の70代の母親が乗っていました。県警は母親からも事情を聴いています。男は日立市久慈町3丁目の、自称運転手益子泰容疑者53歳です。「東海村と日立市に恨みがあった」という趣旨の供述をしています。（共同）