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2023年12月01日(金曜日)
AIで新鮮なシラウオ判別 市とコンサル会社が連携 茨城
都道府県別の漁獲量が全国2位の茨城県のシラウオについて茨城県行方市と東京のコンサルティング会社が、AIを使って鮮度を判別するシステムをこのほどつくりました。
市と会社が11月30日発表したものでベテランの漁師が鮮度を判断した画像をAIに学ばせ、客観的にランク付けできるようにしました。高級魚として料亭などで人気があるシラウオについて、さらに付加価値をつけることを目指します。
シラウオは長さが5センチから10センチの魚で新鮮なほど体が透き通っています。行方市が面している霞ケ浦では
漁が盛んに行われてきましたが、近年は漁業者の高齢化や漁獲量の減少といった課題が生じています。
行方市とコンサルティング会社がつくったシステムはAIが鮮度を4段階に分類するものです。ランクごとに価格を設定することで販売単価は最大でこれまでの4倍から5倍になります。漁師の収入の向上につながり、高いランクのシラウオを提供した店からの評判も良いということです。(共同)