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2023年11月28日(火曜日)
茨城で鳥インフル陽性確認 7万羽超殺処分
(写真提供:茨城県)
茨城県は11月27日、笠間市の養鶏場でえ発生した高病原性鳥インフルエンザの疑い事例につて、遺伝子検査で陽性が確認されたと発表しました。飼育する採卵鶏およそ7万2千羽の殺処分を始めました。養鶏場での発生は佐賀県鹿島市に次ぎ全国で今シーズン2例目です。
松野官房長官は記者会見で「今後のさらなる発生も懸念される。関係各省の緊密な連携の下、対応に万全を期す」と述べました。
茨城県は、笠間市の養鶏場から半径10キロ圏内にある22の農場で、合わせておよそ127万羽の移動や搬出を制限しました。県によりますと、26日午前に養鶏場から「およそ450羽が死んでいた」と通報があり、簡易検査した13羽のうち11羽が陽性でした。
農林水産省は27日、鳥インフルの発生を受け専門家会合を開き、全国の都道府県に対し防疫対応の徹底を要請しました。ウイルスの侵入防止策を改めて点検することも求めました。佐賀県鹿島市の事例を調べた農林水産省疫学調査チームの報告によりますと、鶏舎内でネズミのふんや多数のスズメが確認されたほか、防鳥ネットに小動物に破られたとみられる破損が見つかりました。車両や手指の消毒状況など衛生管理についても報告されました。(共同)