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2023年11月28日(火曜日)
鳥インフルで防疫徹底要請 佐賀の鶏舎にネット破損
(写真提供:茨城県)
農林水産省は、11月27日、佐賀県鹿島市と茨城県笠間市の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザが確認されたことを受け、専門家会合を開き、全国の都道府県に対し防疫対応の徹底を要請しました。ウイルスの侵入防止策を改めて点検することも求めました。
佐賀県鹿島市の事例を調べた農林水産省疫学調査チームの報告によりますと、鶏舎内でネズミのふんや多数のスズメが確認されたほか、防鳥ネットに小動物に破られたとみられる破損が見つかりました。車両や手指の消毒状況など衛生管理についても報告されました。会合は非公開で開かれました。野鳥などの鳥インフルの感染が各地で確認されており、リスクが高まっているとの指摘もありました。
松野官房長官は、27日の記者会見で、笠間市での高い病原性の鳥インフルエンザの発生に関し「今後のさらなる発生も懸念される。関係各省の緊密な連携の下、対応に万全を期す」と述べました。(共同)