生成AI活用、思索深める　リアルな対話と組み合わせ

AI・対話型人工知能「チャットGPT」に代表される生成AIの活用が学校現場で進んでいます。文部科学省は9月、小中高など全国53校をモデル校に指定し、授業実践の蓄積を図ります。生成AIは「考える力を奪う」との懸念もありますが、つくば市立島名小学校ではリアルの対話をうまく組み合わせ、子どもの思索を深めています。

つくば市では全小中学校で生成AIの仕組みや長所短所を学ぶ授業を実施し、4校が文科相のモデル校に指定されました。島名小学校はモデル校ではありませんが、宮本豪教諭は折に触れて授業に取り入れます。「根本的な問いに生成AIは答えてくれない。自分で考え、心に落とし込むしか方法がないと気付いてほしい」と狙いを語っています。（共同）