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2023年11月13日(月曜日)
「中国残留邦人への理解を深める集い」開催 水戸で110人参加
終戦の混乱で長く中国から帰国できなかった「中国残留邦人」らの実体験を多くの人に知ってもらい、平和の尊さについて考えてもらうための「中国残留邦人等への理解を深める集い」が水戸市のザ・ヒロサワシティ会館で開かれ、県民らおよそ110人が参加しました。
これは、日本に帰国した残留邦人や家族の生活を支えようと国が設置した首都圏中国帰国者支援・交流センターが関東甲信越各地を巡回して開いていて、茨城県で開催するのは初めてです。
集いでは、終戦後の混乱で長く中国から帰国できなかった「中国残留邦人」をテーマに、戦後世代の2人の語り部が講話をしました。自身の家族や中国残留孤児について話すと、参加者たちは神妙な面持ちでメモを取りながら話を聞いていました。語り部の山崎哲さんは祖母が中国残留婦人で、両親とも中国から帰国しました。
首都圏中国帰国者支援・交流センターでは来年の秋の「集い」の開催を宇都宮市で予定しています。