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2023年11月10日(金曜日)

守谷市内にヤクルト2軍移転 基本協定締結

守谷市内にプロ野球・ヤクルトの2軍施設が2027年からの使用開始を目指して整備されることが正式に決定し、11月10日、守谷市と茨城県、ヤクルト本社を交えた基本協定が水戸市の茨城県庁で結ばれました。

プロ野球のヤクルトは、埼玉県戸田市の河川敷にある2軍の球場と関連施設が2019年の台風で荒川が氾濫した被害と老朽化の問題を抱えています。2年半近くにわたる説明と協議を重ね守谷市に移転することで最終調整が完了したということです。

(写真提供:守谷市企画課)

発表によりますと、守谷市野木崎地区の「常総運動公園」に隣接するおよそ21ヘクタールの土地に新たな総合公園を整備し、その敷地に、ヤクルトの2軍の球場や屋内練習場、寮などを移転すること、そして、水害対策で地盤を2メートル上げることで基本合意しました。来年(2024年)夏に着工し、2027年1月の完成を目指すということです。

守谷市の松丸修久市長は、「改めてスタート。相互でスポーツと教育の振興へまい進したい」、ヤクルト本社の成田裕社長は「選手育成、練習環境整備は企業の責任…グループとして移転は大変光栄で守谷市民、県の方にも感謝したい。」などと述べました。また、ヤクルト球団の衣笠剛会長は「水害の心配も払拭できると思う。完成後は、守谷市民、茨城県民に迫力ある試合をご覧いただきたいそして、茨城県のスポーツ振興に積極的に携わらせていただきたい」、茨城県の大井川和彦知事は「スポーツ英才教育の出口としてヤクルトという大きな目標ができるこれは、BCリーグの茨城アストロプラネッツにも大きな刺激になるのではないか」などと述べました。

今後は、ヤクルト1軍の本拠地東京・神宮球場へのアクセスに関わる守谷スマートインターチェンジについて、2030年度開通の計画がどこまで前倒しできるかも課題となりそうです。

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