稲敷・1410万円被害のニセ電話詐欺 携帯の未納料金を振り込ませるメールに注意

稲敷市に住む60代の女性が大手通信会社の社員を名乗る男らから「携帯の未払金がある」などとして合わせて現金1410万円を騙し取られるニセ電話詐欺事件が発生しました。女性はおよそ1カ月間合計38回に渡って指定された口座に振り込んでいました。

茨城県警によりますと、この事件は、10月6日女性の携帯電話にNTTファイナンスを名乗り、料金の未納があるといった内容のショートメールが届き、女性が表示されていた電話番号に連絡したところ、「利用料として9万9600円支払う義務がある」「この件は守秘義務がある」などと言われ、女性は指定された口座に現金を振り込みました。その後も別の個人データ保護協会を名乗る男から「携帯がハッキングされ不正に利用されている。」「示談金が必要だ」などと電話があり、11月5日までに合計38回、現金およそ1410万円を振り込んだという事です。現金の要求が止まらない事を不審に思った女性が、勤務先の上司に相談し、事件が発覚しました。

警察は、ニセ電話詐欺の手口をあらかじめ知っておく事、お金に関する電話は家族などにすぐ相談することを呼びかけています。