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2023年11月02日(木曜日)

工事の不備説明を 東海村議会 審議とりやめ

東海第2原発の再稼働について調査する東海村議会の調査特別委員会は、10月、明らかになった防潮堤工事の不備を日本原子力発電が先に説明すべきだとして、11月2日予定していた具体的な審議を取りやめました。

調査特別委員会は、再稼働に関する4件の請願のうち、賛成の2件を採択、 反対の2件を不採択とし、2日、意見書案の最終確認を予定していました。しかし、東海第2原発で建設中の防潮堤にコンクリート不足が明らかとなり、委員から、意見書案のとりまとめより原電からの説明が先だとの意見が出ました。意見書案は、11月8日の全員協議会で取りまとめる予定でした。一方、野党系の委員は、「要支援者全員の個別避難計画が出来るまで再稼働を認めない」請願の審査を改めて求めましたが、与党系会派が「原電へ事情聴取しない限り議論がすべて中途半端に終わる」と主張し、採決の結果、否決されました。

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