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2023年11月01日(水曜日)

茨城放送 2月からAM1458の停波実験

茨城放送は11月1日、FM放送への転換に向け、特例措置として、2つあるAM周波数のうち、土浦・県西中継局1458キロヘルツを来年(2024年)2月から半年間停波する実験を実施すると発表しました。AM停波の影響を調べるのが目的で、問題がなければ、来年8月1日以降に閉局する方向ということです。これは、阿部重典社長ら関係者が水戸市内で記者会見し発表したものです。

茨城放送では、経営基盤の強化と、効率的な放送事業の維持・継続を目的に、AM放送からFM放送への転換に向け準備を進めてきました。東日本大震災発生後、災害対策、難聴地域解消にむけ、2015年からFM親局94・6メガヘルツを加波山にFM中継局88・1メガヘルツを、つくば市の宝篋山、日立市の高鈴山に整備しています。このため、来年2月からAM土浦・県西中継局を停波してもFM局で100%カバーする体制が整っています。

また、AM親局の1197キロヘルツは引き続き聴取可能です。一方、無料配信エリアが県内から1都6県に拡大した「ラジコ」の利用も呼び掛けています。「ラジコ」は無料で、スマートフォンで聴くことができます。

茨城放送では、AMからFMへの転換に向け聴取者やスポンサー、自治体などへ丁寧な説明を重ねていきたいとしています。

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