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2023年11月01日(水曜日)
茨城県の小野寺副知事、任期半分残し退任式
任期を2年残して勇退する茨城県の小野寺俊副知事が、10月31日夕方、県庁ホールで開かれた退任式に出席し「いつの時代も、人に恵まれた」などと謝意を述べました。
勇退した小野寺副知事は、岩手県一関市出身の71才、早稲田大学を卒業後、故・竹内藤男氏が知事に就任した1975年に茨城県庁に入庁しました。総務部長や教育長などを経て2017年10月からは副知事をつとめ、6年間、速度感ある大井川県政のまとめ役に徹しました。
県民ホールで開かれた退任式には、大井川知事や県議会議員、職員などおよそ1000人が参加しました。小野寺副知事は、勇退の挨拶で「感激している。発展の基盤だったインフラ整備の盛んな時代から県財政が悪化した行革の日々を経て、この6年は躍動する大井川県政に身を置かせていただきいつの時代も人に恵まれた」このように謝意を述べたあと、達成感と淋しさが混じって目にわずかな涙を浮かべました。
大井川知事も送辞で「国体や水害、医師確保、一気に進めた機構改革など先に進む意識が強い私をウラでカバーしてくれたからこそ茨城県政が着実に前進・発展できた」などと謝意をあらわしました。
職員から花束を受け取ってセレモニーを終えた小野寺副知事は、拍手に包まれながら県庁をあとにし、48年7か月の県職員としての任に自ら幕を下ろしました。
一方、小野寺副知事の後任は、人選が進めば県議会12月定例会で提案されます。