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2023年10月31日(火曜日)

公務外認定、違法と提訴 茨城の救助隊員訓練後死亡

2017年11月、龍ケ崎市の龍ケ崎消防署の救助隊員だった宮本竜徳さん当時25歳が、勤務時間中の訓練後に死亡したのを公務災害と認定しないのは違法だとして、父親の洋治さん68歳が10月31日、地方公務員災害補償基金に処分の取り消しを求めて東京地裁に提訴しました。訴状によりますと、宮本さんは高度救助隊員として勤務し、週に3日から4日程度20キロの重りを上げ下げするなどの体力訓練に従事しました。

2017年11月の訓練中に突然倒れ、翌日に致死性不整脈で亡くなりました。基金側は2018年8月に公務外と認定し、今年3月には日常的な訓練内容で特に過重な業務に従事したとは認められないとして、父親の審査請求を棄却していました。洋治さん側は日常的な職務の訓練自体が過重だったと主張し、公務に起因しないとするのは不合理だとしています。(共同)

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