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2023年10月31日(火曜日)

原電、原子炉建屋の照明の安定器から焦げ跡

再稼働に向けて工事中の日本原子力発電は、10月31日、東海第二原発にある原子炉建屋の照明の安定器から焦げ跡が見つかったと発表しました。現場は管理区域内で、安定器に溶けた跡があったため消防が火災と判断したということです。いまのところ、環境への影響やひばくはないということです。

(写真:日本原子力発電)

原電によりますと、31日午前10時すぎ、原電・東海第二原発の原子炉建屋の2階で協力会社の社員が天井にある照明安定器に焦げ跡を見つけ、消防に通報しました。焦げ跡は立て10センチ、横7センチ程度で消防は、安定器に溶融の痕があったため火災と判断しました。現場は、管理区域内の中性子の量を計測する装置が置いてある部屋で火災と判断された照明の安定器は1977年製で新規制基準工事のタイミングを踏まえた移設やLED化の対象でした。

東海第二原発では、定期検査中で電源は切っており、臭いや煙が現場にないため継続性はないとみています。消防と原電で詳しい原因を調べています。

原電・東海第二原発では、防潮堤の工事で基礎部分を取り囲む土留めのコンクリート不足や鉄筋のゆがみも見つかる不備などが問題となっています。

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