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ロスから クルーズ船が茨城港に寄港 地元が歓迎
茨城港大洗港区に28日朝、マーシャル諸島船籍のクルーズ船「レガッタ」が初めて入港し、歓迎を受けました。「レガッタ」は午前7時前に姿を現し、接岸した大洗港第4ふ頭では、ひたちなか市で活動する和太鼓グループの人たちが船を出迎えました。マーシャル諸島船籍の「レガッタ」は総トン数3万277トン、全長181メートルの小型クルーズ船です。今月4日にアメリカのロサンゼルスを出港し、シドニーを終着点とする77日間のクルーズの途中に茨城港に立ち寄り、乗客が次々と上陸しました。ほとんどの乗客が外国人です。アメリカ・ワシントンから来たという夫婦は。「日本を訪れた友人が「とてもいい国だ」と話していたので、確かめたいと思って来ました。食べ物もとてもおいしいので」と話しました。午前中、ふ頭では歓迎セレモニーが開かれました。地元の小中学生も交流しながら、歓迎に臨みました。大洗町では、児童生徒の英語教育に力を入れていて、学習成果を実践しようと、英語を活かしたボランティア活動を行っていました。海外からのクルーズ船の寄港は、新型コロナの感染拡大で途絶えていましたが、4月に再開、レガッタで3隻目となります。県の担当者は「地域の交流が活性化し、観光地を見て楽しんでもらえることを期待している。まずは、活性化に期待したい」と語りました。県内で来年は6隻の寄港を想定していて、今後の課題に受け入れ態勢の充実を挙げていました。
乗客はひたちなか市の那珂湊おさかな市場や水戸市の偕楽園、笠間市の窯元などを観光した後、午後4時に茨城港を出港し、東京港に向かいました。